2日、取引先の社長さんと飲んだ。
同じ歳ぐらい?もしかしたら年下?
と思っていたら、6つ上の独身だった。
最初はこの業界の未来みたいな難しい話をしていたけれど、
2軒目に行ったときには、プライベートな話がメインになっていた。
「昔は福山に似てるっていわれたことがあるけれど、
最近はMotoGPの中野に似ているって言われる。」
家に帰って『MotoGPの中野真矢』という人をネットで調べたら、
確かに似てる。
「社長は顔がかっこいいから苦手です。」って言ったら笑ってた。
意外に話しやすい人で、(酔ってただけ?)
出身校が一緒だったりと、意外な共通点もあって楽しく飲めた。
3軒目のお店では、8月まで不倫していたということまで、
話してしまった。
たぶん社長がかっこ良すぎて、
恋愛対象にならないから言えたんだと思う。
ひとしきり話を聞いた後、社長が口を開いた。
「それでも、それだけ○○さんが本気でした恋なら、
きっと何か意味があるよ。」
ずっと、ずっと、この恋が無駄だったんじゃないかって悩んでた。
確かに楽しいときだってあったはずなのに、
全て否定しなきゃいけなくて、それが辛かった。
社長は浮気とか不倫が嫌いな人で、
不倫するくらいなら結婚しないと、今まで独身を通した人。
本当はこの話をしたら、軽蔑されて罵られるかな?と思ってた。
社長も「不倫するのは軽い女ばっかりだと思っていた」と
言っていたし。
あたしみたいな馬鹿女は、嘲笑れた方がいいと、ヤケになってた。
「誰かにそれだけ本気になれるって、そうないと思うよ。」
社長の言葉に、涙が出そうになった。
泣き上戸は嫌がられると思って我慢したけれど。
「社長、乾杯しましょう、乾杯。はい、お酒を持って、カンパ~イ」すごく嬉しくって、お礼を言いたかったけれど、
それも変な気がして、
ありがとうの代わりに乾杯をした。
もし人生をやり直せるとしたら、
あたしはカズくんとは恋に落ちない。
でも、今を後悔したりしない。
社長と飲んでいるとき、オオサワくんから何度か着信があった。
メールも。
社長と二人で飲むのを嫌がってたもんな。
「心配です」って、あたしと社長が何かあるとでも?
飲んだ勢いで、簡単にエッチするような女だと思っているのかな?
こんなにかっこいい人が、あたしなんかを相手にするはずないし、
あたしだって今は恋愛する気ないって言っているのに。
オオサワくんは、あたしのこと、わかって無さ過ぎる。
がっかり。
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